師走とよばれる12月。
気を付けていないと、年末に向けて毎日が慌ただしく過ぎさっていってしまいますよね。
(と言いつつ、毎日バタバタしてしまっているワタクシです。。)
あとすこしで終わる2014年。毎日を大切に過ごしたいものです。
2014年、慌ただしいながら続けていたことがありました。
それはお茶のお稽古に通うこと。
月に3回のお稽古。欠かさず通う!ということは出来ませんでしたが、可能な限りスケジュールをあけておくということを自分との約束事にした1年でした。
通う目的は色々ありましたが(お茶とお菓子が食べたかっただけではないですよ!!)、
日々のことや仕事のことで、雑念だらけで混沌とした脳を一旦置いておいて、季節を感じたり、思いやりや心遣いに触れたり、その「場」と向き合う時間を作るということの意味は大きかったと思っています。
今日は、そんなお茶のお稽古の日でした。
来週もあるのですが、来週はちょっと特別なので、日々のお稽古としては今日が今年最後。
お釜の音(シューと静かにお湯が煮えている音)に耳を方向けているだけで心地よい時間。
そんな今日は、年末ならではの素敵な趣向で愉しみながらお稽古させて頂きました。
こちらは御薄のときに使わせて頂いたお道具。
※拝見の時に先生にお願いして撮影させて頂きました。
お棗は柿のかたち、蓋置きは・・・・・・
なんと餅つきセット!
お点前中は臼のみで、飾ったりちょっとお見せする時、おもむろに懐から杵を出して合わせます。(写真がその時の姿)
お干菓子がきな粉餅のお煎餅で、こちらもぴったりでした。
そして、主菓子はクリスマスな気分♬
四季を感じながら、季節ごとの行事を愉める日本って本当に恵まれているなぁと思います。
こうした時間を持てる贅沢。有り難いことですね。
午後は慌ただしく仕事が続きましたが、朝この時間が持てたことで清々しい1日を過ごせたように思います。

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。