今週、2年間通ったフランス料理教室を卒業しました。
前職の仲良しちゃんのご紹介で受講するようになったこの講座。
「毎月4000円(当時)でフルコースのフレンチとワインが頂けてお料理の勉強できるよ!!」
(↑料理教室の趣旨的には前後逆?!)
という言葉に前のめりについて行って以来(要は食い気ですね)、楽しくてあっという間に2年経っていました。
スーパーで普通に手に入る食材と、一般家庭の調理器具で作る本格フランス料理。
「フレンチがっつり作れるの??」と聞かれたら、目をそらして聞こえなかったフリをしますが(恐れ多い!!)、フランス料理のレシピを単に覚えるという事ではなく、食材の扱いや活かし方、道具の正しい使い方など他のお料理で活かせる知識やちょっとしたコツをたくさん教われたことがとても勉強になりました。
フレンチレストランで料理長も務めて、現在も雑誌やTVでもご活躍されている遅澤先生。
なんだかこれだけ聞くと恐れ多い感じですが、かなり気さくに(時に辛口に!)美しい手さばきでレッスンは進みます。
シェフの手元を解説付きで間近に見られるのって結構貴重な機会。
レストランの厨房ではこんな風にしているのかぁ!と、舞台裏の技に、たくさん目からウロコが落ちました。
“シェフ”と“シュフ”の違い。
お料理教室に通い始めて、その差分をリアルに体感できるのがとても興味深かったです。
「みじん切り」ひとつとっても、これまで自分がやっていたのはちょっと細かいサイノメ切り(しかも不揃い!!)に過ぎなかったんだなぁ〜なんて思い知ったり、お料理の世界の奥深さを身をもって知ります。
もちろんプロとの距離に圧倒されるだけでなく方法を教われるので、あとは日々実践!!ちょっとは上達したかな??なんて思いながら、家で包丁を使う時にも教わった事を思い出してみたりしています。
毎月1回のレッスンで、パンと前菜〜デザートのフルコース計6品を教わります。
レシピを見ながらポイントの確認の後、下準備⇒調理⇒コースの順に仕上げつつ実食。
ハードルが高いと思っていたものが思いがけずシンプルに作れたり、反対に家庭で作れている気になっている料理がすごく注意深く丁寧に作る事で全然ちがう味わいになったり。
6人前後の固定メンバーで予定調整しながら翌月のレッスン日を決めるスタイル。
希望を出せるのでスケジュールに無理もないし、毎月みんなに会うのも楽しみでした。
1人で入って予定の合いそうなグループに入る方もいれば、友人同士で集まってグループになったり。
私のクラスは友人と初めましての方の両方が混ざって結成しましたが、今ではとっても仲良し。
色んな方がいてお仕事を見ても、音楽家、士業の方、外資ブランド、化粧品開発・・と多様でしたが、みんな仕事もプライベートも楽しんでるところ、美味しいものが好き!というところでは共通していたのかも。
先生に怒られながらもワイワイと共同作業をしながら学ぶのって楽しい!食べるのも楽しい!!
お稽古事の醍醐味を存分に味わえる時間でした。
レッスンは一旦終わってしまって寂しいですが、これからも単発授業など他のメンバーとも一緒に参加する予定です。
なかなかマルッと教わった通りのフルコースを家で作る事はありませんが、そのエッセンスだったり1品を作る機会はあります。
まだまだ実践していないものもあるので、楽しみながら日々の料理に取り入れていきたいと思います♬
Biensur
五反田の料理教室
http://www.biensur.tokyo/index.html

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。