知恵の詰まった舞台建築 四国こんぴら歌舞伎「金丸座」

昨日から、夫の実家のある香川県に帰省しています。
なかなか2人のスケジュールがあわず、実に3年ぶりの帰省。
少しゆっくりできるので、観光も愉しんでいます。

昨日は、金比羅山のある琴平町へ。

こんぴらさんへのお参りの後は、以前から行きたかった旧金比羅大芝居「金丸座」の見学に。

 
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興行中でない時期は、入場料500円で解説して頂きながら見学ができるのです。

江戸期の舞台装置が間近で見られるなんて、なかなか出来ない体験。

ボランティアで解説してくださる地元の方のお話もとても面白く、建物の構造や仕組みだけでなく、歴史上どう使われてきたかや取り壊しの危機を乗り越えて実際に歌舞伎の公演を再開するまでの道のりなども教えて頂きました。
とっても面白かった!!

香川に来たら一度は観ておきたいオススメの場所です♬

 

旧金比羅大芝居「金丸座」
〒766-0001 香川県仲多度郡琴平町乙1241
開館時間:9:00〜17:00(年中無休)
※催し物開催日は休館となる場合あり
入場料:500円
http://www.konpirakabuki.jp/index.html

 

江戸期の知恵と職人技が詰まった舞台装置がすごい!

1835年に建てられ、現存する日本最古の芝居小屋。国の重要文化財にも指定されています。

江戸期に建てられたものなので(坂本龍馬と同い年だそう)、もちろん電気は一切使わず人力なのですが、舞台装置は今と同じ!
なんと宙釣り(花道の上を飛びながら動く)までありました。
最近では、2013年に市川猿之助さんの襲名公演がこちらで行われ話題になりましたが、その際もこの装置も活躍したのだそう。

感動したのは、舞台中央にある「廻り舞台」。
舞台セットの乗った状態で場面転換の際などに回転させる装置で2〜3トンあるのですが、こちらも数名の人の力で動かします。
木で出来たローラーがついていて簡単に動くのだとか。(奈落に降りた時に実物も観られました!)
人の力で動かせるく工夫がそこここあって、歌舞伎好き、建築好きでなくても興奮するポイントがたくさん!

 

臨場感がすごい!
700名まで入れる観客席。

銀座の歌舞伎座はすべて椅子席ですが、こちらはみな畳席。平場と呼ばれる舞台正面の庶民席は枠で区切られている場所に座布団で座り、役者の姿を間近で愉しめます。(唾が飛んできちゃうくらい近い!!)

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天井の竹が格子状にくまれたものは「ブドウ棚」と呼ばれる舞台装置。
ここから雪や桜吹雪を降らせます。
通常の芝居小屋では舞台の上だけですが、ここでは客席にも降らせる事ができるので(天井裏に人が登って降らせるそう!)、会場全体の一体感と臨場感がすごい!!

今も当時と同じ方法で使われている舞台。
春に豪華キャストで開催される「四国こんぴら歌舞伎大芝居」、一度は観にきたい!

 

こちらは鳥場(花道の先にある控えの間)から役者さんが花道に出るとこを体験させてもらったところを動画で撮ってみました。

「くじらの目」と呼ばれる覗き穴から舞台の様子を伺って飛び出します。幕を空ける時に大きなシャラララという音がするのでお客さんからの注目が一斉に集まります。ほほう。

 
数日、香川で過ごすので、またオススメのスポットなどブログに書いていこうと思います。

小俣荘子(omata shoko)
クラシノキカク 代表 / ディレクター・コラムニスト・施術家 衣食住にまつわるコンテンツの企画・ディレクション。頭蓋矯正と深層リンパドレナージュを中心とした身体を美しく健康的に整える施術。 「心地よい暮らし」を切り口に、心と身体の双方から健やかに日々を愉しむ提案をしています。

2015-08-24 | Posted in 古典芸能, blog, 日本のことNo Comments » 

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