クラシノキカク

愛妻の日。サイゼリヤでデートしてきたぬ。(はあちゅう『かわいくおごられて気持ちよくおごる方法』を読んで)

1月31日は愛妻の日だそうで。

午前中の打ち合わせから戻ったら、夫がまだ寝ていたので「いつまで寝てんねんっ?!」と思いつつ愛妻ランチでも作ってあげようかと(恩の押売りっ)「何食べたい?」って聞いたら、ここぞとばかりに「サイゼリヤ!(キリリっ)」って言って起きてきた。

 

はあちゅうさんの本を読んだからかしら。。

(「大人なグルメ男子が連れて行ってくれたサイゼリヤは思いがけない愉しみや発見があった」っていうお話が出てくるの。ちなみに夫はグルメ男子ではない。本人も「安心して!あなたの目の前に居る人グルメじゃないからっ!!」って謎の宣言をしていた。知っとる!)

 

2016-01-31 23.50.30

久々のサイゼリヤ、なんだか懐かし楽しかった!(夫がイキイキとしていた)
それはそうと、夫のお気に入りだった「カントッチョ」が無くて泣いてた(2014年のメニュー改編で無くなったそうな)。もうほんとに随分行ってなかったんだなぁ。

 

読んでみて、いいなぁと思った本は家族にもシェアするようにしていて・・・。

昨年12月に発売されたばかりのはあちゅうさんの新刊『かわいくおごられて気持ちよくおごる方法』。

とても好きな本になったので夫にも読ませたのでした。

 

タイトルや帯から「恋愛市場にて売り出し中の20代女子(&その女子と仲良くなりたい男性)」向きの本だと思っていたので、もはや私はお呼びでない・・と、手に取っていなかったのだけれど、12月からnote「月刊はあちゅう」の購読を始めたら、はあちゅうさんの文章にハマってしまって、web上のものだけでなく書籍も読みたい!と思って手に取ったのでした。

内容はガツガツ系のハウツー本というより(そういうものじゃないんだろうなぁというのは他のはあちゅうさんの文章読んでて想像していたので安心して買ったのだけれど)、食に対する(人と約束して出かける事に対しても)姿勢や心構えが根底に流れていた。

ハウツーの部分も、女性からの一方的なあるべき論が展開されるんじゃなく、具体的なエピソードとともに「されて嬉しかった事」視点で書かれているから、読んでて疲れず&追体験して幸せな気分になれた。なんだか小説を読んでいる時に味わう感覚に似ている。(同じ理由でnoteの「半同棲日記」とか好きなんだと思う)

心遣いや思いやりの体験がエッセンスとして詰まった一冊。

こうして欲しい!じゃなくて「私もこういう考え方好き、こうされると嬉しいんだ」というメッセージとしてパートナーにも読んでもらうと2人とも幸せに暮らせそう。

 

 

余談ながら、この本を読んでいて、内田樹さんの村上春樹論に出てくる「共食(きょうしょく)」のはなしを思い出した。

村上春樹の小説が好きなのも、丁寧に描写される料理や食事シーン(そこに出てくる男女の会話も)が好きだから。そこだけ抜き取って何度も読んだりする。※この辺りの話は色々書きたくなってしまったのでまた改めて。

 

それはそうと、同じ本を読んで中身を共有していると、ふとしたときに2人でニヤリって出来るのが嬉しい。

サイゼリヤで「若鶏のグリル」を食べたら、夫にニヤニヤされて、私も「へへへっ」ってなった。(このはあちゅうさんの本読んだらわかるネタ)

 

「共食」も「共読」も、きっと愛を育む。と思う。

 

 

かわいくおごられて気持ちよくおごる方法

はあちゅう 幻冬舎 2015-12-10

by ヨメレバ

 

 

 

 

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heraifu -へらい家のおはなし-

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