じぶんに説明する。あるいは、チューニング。

今日、Twitterを見ていて印象に残ったtweet。

『 閏日って、なんか得した気分だね！サッカーでいえばロスタイムのようなw 』

グラフィックデザイナー 松利江子さんのことばでした。

４年に一度の閏日。

みなさんは、いかがお過ごしでしたか？

わたくしめは、

『喫茶グランパ（と、勝手に呼んでいる祖父宅のベランダ）』に

モーニングを食べに来たスズメさんたちの賑やかな鳴き声で目を覚まし、

ストーブの上であぶったパンでホットドックを作って牛乳たっぷりカフェオレと一緒にぬくぬくと頂く。

そのままダイニングで読書＆仕事、夜は代官山のカフェまで打ち合わせに行ってきました。

ユルくてアットホームで、自分としてはイイ感じの日。

もう大人になってからだいぶ経ちましたが、

やっと、小さい頃から心の底で願っていた生活への第一歩を踏み出せたような嬉しい一日でした。

そうそう、みなさまにご報告があります。

このたび、新しいチャレンジのために引っ越しをいたしました。

もちろん、へらい（夫）とハンズ（ハムスター）も一緒です。

引越し先は祖父の家の下の倉庫（納戸？）。

ちょっくら整理＆改造して、暮らしながらぼちぼちと住みやすい環境に整えていこうと予定しています。

引っ越しの話は長くなるのでまた次の機会に。

なにが書きたかったかというと、

この、人生にときどき訪れるロスタイムの日を自分のチューニングに当てられたことに

偶然ではない何かを感じて前向きな気持ちになれたということ。

雪がしんしんと降る寒い日でしたが、静かな図書館の中で少し心の整理がついたようなそんな一日。

このところ毎日悶々と考えている、

自分の人生でやりたいこと、やりたくないことを冷静に落ち着いて見直すよい機会でした。

ここからは蛇足ですが・・・。
自分の備忘録として残しておこうと思います。

【私の脳内】

・おうちが大好き。出来れば外に出たくない。
「学校（会社）がウチまで来てくれたらいいのに～」が口癖（ハウルの動く城的なイメージ）。
公園まで来てくれる移動図書館や、お豆腐屋さん、アイスクリーム屋さん、ラーメン屋台に心躍らせ憧れを抱く子供だった。
キャンピングカーに住みたいと思ってた時期もあったな。。
↑アウトドアがしたい訳ではなく、家から出ないで しかも家族一緒に移動できたらいいのにという動機から。

・毎日、決まった場所に決まった時間に行くのが苦手（幼稚園児の頃から）
もはや理屈ではなく、なんだかとっても苦痛なこと。通勤ラッシュも本当に苦手。

・「普通」がよくわからない。
両親がよく「それじゃあ普通だよ」と言っていた。普通がダメということではなく、
「自分でちゃんと思考していないよ、もっとちゃんと考えてごらん」という意図だったと勝手に思っている。
だから、職場で「もっと楽に普通に考えたらいいんだよ」といわれ続けていたら楽になるどころか具合が悪くなった。

⇒結論
どうやら私は相当わがままらしい。。
でもこんな自分が心身ともに健やかに、ほんの少しだけ身の回りの人に出来る何かがあるんじゃないかと思う。
それは「普通」ではないのかもしれないけれど「自由」だし、「幸せ」なんじゃないかと思う。

この小さな幸せを広げていくことでみんながＨＡＰＰＹになる仕組みを自分なりに作っていきたいということは当面の目標になりそう。

と、思った次第です。

これまで当然と思っていたことの中に「本当に当然に存在するものはない」ことにやっと気付き始めた今日この頃。

嫁側の実家敷地に住むということに大して（全く？）抵抗感を持たない夫・へらい

車の中でも電車の中でも爆睡、移動や環境の変化をものともしない性格のハムスター・ハンズ

この２人(２匹？)の存在がなかったら、そもそもこんな暮らしを味わうこともできなかったはず
本当にありがたいことだなぁ。

写真は、我が新居の門番 梅の木さん。雪化粧バージョン。

明日から３月。今日と打って変わってあたたかい一日のようですね。

春はもう すぐそこ。

小俣荘子(omata shoko)

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。

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