今朝は久しぶりのお茶のお稽古へ。
日常の中にある季節の移り変わりを見つけて、そっと切り取ってかざる。
お茶席のそんな一面がすごく好きです。
今日も、賑々しいイベントとはまた違った日常にある夏の魅力を再発見できたような気がして、心が躍りました。
涼やかな籠に生けられた瑞々しいむくげ。夏だぁ。
笹に短冊の絵柄のお茶碗。
主菓子もとっても涼やか。プルプルで活きの良い本物の鮎ようでした。
(器から取り出す時に私の鮎さんはツルリとお隣に逃げて行きました・・・)
お稽古では、「洗い茶巾」というお点前をさせて頂きました。
ガラスの器に水を張ってお道具を乗せて、お客様の前で茶巾を絞る。
水音が心地よく響く、目にも音にも涼やかなお点前。
横に写っているのは、モネの睡蓮のキャンドルグラスをお棗(なつめ=お茶を入れる器)に見立てたもの。
私のお点前は間違いまくりで、いとお見苦しだったけれど、夏の涼を大いに愉しむ時間でした。

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。