自分を育てる「小商い」のススメ(「最初の一歩」を踏み出すには?の巻)

昨年の秋、「自分を育てる小商い」と題して、お話させて頂く機会に恵まれました。
(今更ながら・・・)その時にお話した「小商い」に関する記事の続き(2回目)です。
お話した内容を3回くらいに分けてブログ記事にしていきます。

1回目は、私にとっての「小商い」の定義や魅力、始めるきっかけについて紹介しました。
(参考)自分を育てる「小商い」のススメ(「小商い」とは?の巻)
https://maisondeomata.com/archives/1557

 

–¼Ì–¢Ý’è-3

 

2回目の今日は、「とは言え、始めるのに勇気いるよね?」に関する私なりの考えを書きたいと思います。

 

<小商いのハードル>

小商いを色々やってみているためか、小商い相談を受けることがあります。
「出来るか自信が無い」「何が好きかわからない」という2つが代表的なお悩みです。

私も常に自信が無いですし、未だに何が好きなの?はわからず悶々としています。
でも「やってみないとわからない」とも思っています。
というわけで、「とにかくやってみて!」が結論なのですが、なぜそう思うのかを書き出してみました。

 

「出来るかどうか?」の答えはトライした人にしか見えない
(やって後悔するのとやらない後悔だと、前進ゼロの後者の方がつらい・・)

恐れ多くても、頼まれたことは受けてみると、考えているよりすんなり出来ちゃったりすることって多くて・・。ボーっと1人で考えているより、やってみてしまった方が手っ取り早く次のステップに進めます。

やってみる&ブログなど書く、といったアウトプットを通して、自分がメインで主張したかったところと違うところに反応があったりすることもあります。思ってもみなかったニーズに気付けるのです。(自分が当たり前にやっていたことが、他者にとっては驚くべきすごい能力や技術だったり。びっくり嬉しい!)

逆に、「わたし、この程度のことしかできなかったんだ」と、まざまざと力不足を見せつけられたりも・・・。
良い結果ばかりではないけれど、「出来ること、出来ないこと」を体感できる貴重な機会でもあるのです。
自分の思い描く100%の結果にならなくても、ヘコむことばかりではありません。「どの程度なら出来るのか?」が見えるので、実践しながら商いの設計を更新していけるのは有り難い事。
(例えば、「上級者向けの講座としての満足は得られなかったけれど、初心者にわかりやすく説明出来る事は強み」など。)

「小商い」といえど、趣味ではなく商い。お客様がいて価値交換をする。前回の記事にも書きましたが、自分も対価を払ってくださるお客さまも、無償のときと意識も反応も変わります。なのでフィードバックが濃くなるのです。※おなじ全力でも意識が変わる。(見えることが多くなる。)

また、やってみると小さなハタが立ちます。(次のオファーに繋がることも。)
「○○をやってるオマタさん」の「○○」を作るには、やってみる(実績を生む)しか方法はありません。

 

「何が好きかわからない」

このこたえを出すには、「1人で掘り下げる(考える)」の他に、「やってみる(小商い)」というアプローチもあるのでは?と思っています。

「好きかな?出来るかな?」と思ったことがあったら、やることを前提に企画してみる。
周りの興味のありそうな人に声をかけてみる。⇒ニーズがあって、出来そうならやってみる!

という感じで、お客さん有りきで作り上げていくとお互い不幸になりません。

やってみると・・・・

集客状況やお客さんの反応・フィードバック
(そもそも人が来なかったら、そこから課題探しも出来る)
課題、「本当に好きなの?」(実感)、市場価値あるの?など対象(やってみたい事)と自分の距離

が見えてきます。

これを通して、実感としての「好きじゃないことリスト」を増やすことも出来ます。
やっていて苦痛なら、「そんなに好きじゃなかった」のかもしれません。
実践の中で見えてくることって多いなぁといつも思います。
大きな仕事でやるとリスクが多いことも、小商いであれば自分の責任の範囲でトライできる可能性があります。

 

<段階を追って「商い」化>

相手(お客さま)の反応をみながら少しずつ育てていける、自分の(思いがけない)強みに気付ける。
これが「小商い」の良い所のひとつ。

-自信が無いことでパフォーマンスが下がることがある。(小商いで出来ることから・・)
-自己評価が低いことでも他者から見たら「欲しいもの」だったりする。(ニーズの発見)
-他者に評価されることで、自分の社会的役割や貢献出来る事を見つけていける。(生きる意味?)

こうして、自信が無いことも、好きかどうかわからなかったことも少しずつ具体的になって商いへと繋げていけると考えています。

耳にタコなセリフですが「全部できたらやろうと思ってると一生できないかもしれない」、は本当だなぁと思います。

 

お話させて頂いた際には、具体例を2つほどご紹介しました。

 

☆少しずつスケールアップして「商い」化していく
(「出来る」を広げる)

例)「着物(浴衣)企画」

1年目:
浴衣の即売会(内々で)、着付け(実費のみ)、ミニコラボ企画
「どんな感じかな?」を試した1年目。

2年目:
コラボ企画・web販売、レッスン企画、おでかけ企画(ブログ提案)
プロからの依頼で、本格的に「小商い」化。
1年目から育ったニーズに応える企画を考えた1年。

3年目:
法人との企画、浴衣販売、プロとのコラボ企画、
おでかけ企画、執筆、広告撮影
(2年目の内容からのスケールアップ)
自分に、着物・浴衣のタグがついてきたので、広い範囲からお声がけをもらえるように。
2年目までの内容の「商い」化。

今後は、着付けレッスン企画、浴衣販売・リース、着物リメイクのWS・・・・自分のやりたいことも育っていくし、お客さんのニーズも育っていっている。(価値のエデュケーション、レベルデザインにもなっている)

 

☆少しずつ具体的なイメージに落とし込んでいく。
(「好きな事(したい事)」を見つける)

例)「ホーム的な何かが作りたい」

1年目:
場作りがしたい!
(サロン運営、ワークショップ、お茶会)

2年目:
どんな場作り?が少し具体化
(Airオカン企画、社畜ハウス提案、小俣食堂開催)

3年目:
帰る場所(日々の暮らし)を整える
(お料理教室開催、家事力サポート企画、和のあるくらし提案、古民家合宿開催)

今後…スナック?!、家のことを本にしたい、妄想の世界にみんなを巻き込む!・・・・・ボワっと「場作り」と思っていた物が、和風、ホーム(日々の暮らし)、安心感といったキーワードに落とし込まれてきました。
(やっていて、「これは商いじゃなくて趣味でやりたいんだ!」ということも発見しました。)

 

<やり過ぎて疲れないためのルール>

小商いは始めてみると色々と興味深くて楽しくて、ついつい色々とやってみたくなってしまいます。
とはいえ、色々とやっていると手一杯になり本業に支障が出たり、しんどくなってしまっては本末転倒。そうならないために、私はこんなルールを、なんとな〜く決めています。

 

ルールその1

「その1年のテーマを何となく決める」

2012年:場作り(サロン運営、施術ユニット)
2013年:生活サポート(Airオカン、家事道場、アロマ講座)
2014年:和のある暮らし(着物企画)
2015年・・・ ニーズありきのものからシフトして「恥ずかしくて言えなかったこと」「ニーズも特にないけどやってみたいこと」にトライ

 

ルールその2

注力ポイントを絞る。人に宣言して外圧をかける!
これによって、情報が集りやすくなったりタグがつけてもらいやすくなるというメリットも感じました。

 

 

 

長くなってしまいましたが、前回と今回で前半の内容まとめでした。
後半は、小俣流「小商いのタネ」の見つけ方について。
次回の記事でご紹介させてください。

 

 

(参考書籍)

 

小俣荘子(omata shoko)
クラシノキカク 代表 / ディレクター・コラムニスト・施術家
衣食住にまつわるコンテンツの企画・ディレクション。頭蓋矯正と深層リンパドレナージュを中心とした身体を美しく健康的に整える施術。
「心地よい暮らし」を切り口に、心と身体の双方から健やかに日々を愉しむ提案をしています。

関連記事

Comment





Comment



CAPTCHA