自分を育てる「小商い」のススメ(「小商いのタネ」の見つけ方の巻)

昨年の秋、「自分を育てる小商い」と題して、お話させて頂く機会に恵まれました。
(今更ながら・・・)その時にお話した「小商い」に関する記事の続き(3回目)です。
お話した内容を3回くらいに分けてブログ記事にしていきます。

1回目は、私にとっての「小商い」の定義や魅力、始めるきっかけについて。
(参考)自分を育てる「小商い」のススメ(「小商い」とは?の巻)
https://maisondeomata.com/archives/1557

2回目は、「はじめの一歩(ハードルを感じるところ)」の踏み出し方について。
(参考)自分を育てる「小商い」のススメ(「最初の一歩」を踏み出すには?の巻)
https://maisondeomata.com/archives/4904

 

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3回目の今回は、「小商いのタネさがし」。

自分のリソースの何が商品になるのか?
「好きをさがす」がいちばんわかりやすいタネ探しですが、それがなかなかボンヤリなこともあります。
まさにそのタイプだった私が小商いのタネを見つけた方法をお話しました。
今回はその内容を簡単にご紹介します。

 

<不安感やコンプレックスをさぐる>

切実さの中に潜んでいるもの。顕在化していない好き・得意の発見。
(必ずしも幸福感と一体ではないものの、自身が執着しているもの探し)

それだけ気になるってことはそれ「好き」なんんじゃないか?というものがあります。
不安感やコンプレックスと、好きなこと(克服したことや詳しいこと)は近いところにある。

コンプレックスには、知らず知らずの内に磨いていること、ヒマさえあれば考えてしまう(悩む)ことが潜んでいる。
なんでこんなに気になっちゃうんだろう?という事は、目指す理想の自分や「好き」の裏側なのかもしれません。
そんなコンプレックス解消のために、知らぬうちに必死で磨いてしまったから出来るようになっている事ってありませんか?
「出来ない」をスタートに、「出来るようになる」までトライ&エラーを積み上げてきているので(特に失敗経験の蓄積って大きいと思うのです)、最初から出来る人よりもプロセスに対して理解があり、説明・解説できるノウハウが蓄積されています。

経験を通して出来るようになったこと、そのものの能力はもちろんのこと、そのプロセスや「気付いたら、人に伝えることが出来るようになっていたもの」は小商いのタネである事が大いに考えられます。

例)
「リアル世界(対面)での会話が得意ではない」
(伝えたい事が伝えきれてない・うまく伝えられなかった後悔が残るというのが10代からのコンプレックスでした)

不足を補うのにメール、文章でのコミュニケーションに注力した。
(結果)⇒webでの接客コミュニケーションに活かせた。
ちゃんと伝える事を考えながら書くことで丁寧な接客につながった。お客さんのロイヤリティを高めることにも繋がった。

 

「ワイワイと盛り上げることが苦手、大人数が苦手、でも会には行きたい」
出来ることをさがそう!と裏方に回って役立てることを考える。(幹事なんている言い訳としてベスト!←根暗な人のいい訳です。笑)
人に喜んで貰えるとホッとする(居た意味あったかなぁ)。
幹事からディレクション、番頭業に活かせた。
ディレクションは交渉・調整のくり返し。思いがけずぴったりでした。

 

「飲み会のあと帰るのが面倒。(「帰る」って作業を省きたい)」
家呑みがしたい、人を招ける場作りを考える。心地よい場所づくりやもてなすのって楽しい!(こうしてオカンになっていく・・・)
相手に気を遣わせずにうちに呼び込む。愉しませることを考える習慣がついた。
⇒そこでやっていたことを面白がってくれた人がいてオカン業につながっていく。

 

苦手意識やコンプレックスがあった故に、対策を煉っていたことが小商いに繋がったのでした。

 

<ものは試しの小商い>

・自分が欲しいもの、学びたいこと、やりたいこと、課題があると思っていることをサービス、商品化してみる。
自分と同じ課題や悩みを抱えている人と解決法(レクチャー出来る講師の方)などを繋げる。

自分自身に解決能力がなくても、解決の場をつくること、人を繋げることも小商いサービスになります。

 

<おてつだい・隙間小商い>
・やりたいことを先にやっている方のお手伝い ( アシスタント・鞄持ちなど)

バイトは本気のお稽古ごと
※ただし、やるからには本気で誠意をもって仕事として向き合う。

一度社会人を経験してから改めてアルバイトやお手伝いをしてみると、学生時代には気付かなかった広い視点でその仕事や場を見つめる事が出来ます。
自分が与えられた業務だけでなく、教育・オペレーションのフレームや考え方、経営方針などなど、その組織のカラーを客観的に見つめる事で、普段の勤め先や自分の仕事スタイルとの差異が浮き彫りになって、互いを相対化したり、客観視できる機会になったり。
変な思い込みや常識が消える経験をしました。

 

最後に・・・・

「自分には特段強みや特技はない」

と思っていても、知らず知らずのうちに育てているものは誰しも持っています。
(積極的な動機にしても、ちょっと後ろ向きな動機にしても・・・)

それを上手く掘り起こすことができたのは、小商いで色々やってみたことが大きかったのかもと感じます。

人を巻き込みながら「自分を知る」ってなかなか出来ない経験です。
悩み相談では相手の本当の意味でのコミット感はありません。(気持ちの大きさに関わらず)
相互的に得るものがあり、リアルなフィードバックが貰えるのは小商いならではの魅力ではないかなと思っています。

 

今回の内容が、「なにか始めたいけれど・・・」という方にとって、少しでもお役に立てば幸いです。

ブログでは、具体的なノウハウ部分を中心にご紹介しましたが、このお話をさせて頂いた場(とある私塾)の塾長さんが有料メルマガでこんなレビューを書いてくださっていて嬉しかったので最後に引用させていただきます。
「できなかったこと」(後悔)を、「別の形でできること」(後悔しないための行動)へ。まさにそうだなぁ。
できた!という意識はまだまだ全然ないのですが、こうして評価して頂ける機会があるってすごく有り難い事。この機会自体「小商い」をしていなかったらめぐってこなかったので、やっぱり「やってみる!」って大事ですね!

 

小俣さんは「得意ではないこと」を小商いの機会にしました。

その例が「ウェブ接客」です。

小俣さんは、
「リアルに対面しての会話は苦手」だったので、SNSやメールの
「文章でのコミュニケーションやweb接客」が得意になるように
努めました。

その成果については、メールやFacebookDMで、
みなさんもご存知かと思います。

文章を通じた気づかいと細やかさで、
ここまでできる人は、あまりいないと思います。

「接客のプロ」がいるなら、「ウェブ接客」「メール接客」が
もっとフォーカスされてもいいと思います。

発表スライドの中に

 大切にしたいことは、
 相手が「本当は何をしたいのか?」を引っ張り出すこと。

とありましたが、相手に必要なことを伝えるだけの書き方ではなく、
相手の意図を汲んで返すことは、簡単ではありません。

苦手は得意をつくるチャンスにもなる、と感じました。

また「できなかったこと」(してしまった後悔)は、その後に

「別の形でできること」(後悔しないための行動)につながる

という意味でも、意味があると感じます。


 

 

(参考書籍)

 

小俣荘子(omata shoko)
クラシノキカク 代表 / ディレクター・コラムニスト・施術家
衣食住にまつわるコンテンツの企画・ディレクション。頭蓋矯正と深層リンパドレナージュを中心とした身体を美しく健康的に整える施術。
「心地よい暮らし」を切り口に、心と身体の双方から健やかに日々を愉しむ提案をしています。

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