日本を代表するマーケッターの1人、原尻淳一さんの新刊「マーケティング・フレームワーク」発売記念読書会へ行ってきました。
「マーケティング・フレームワーク」特設ページ
http://www.hmd2015-vmf.com/
マーケのフレームワーク紹介本ってこれまでも読んだ事があって、ひとつひとつを見て使ってみて「フムフム」とはなるけど活かしきれてる気がしないっ!そんな悩みを持っているのは私だけではないハズ。
この本のすごいなぁと思うところは単なるフレームワークのカタログ本じゃなくて、「使い方がわかること」「ケーススタディにがっつり落とし込まれた事例が書かれていること」。
フレームワークの順序だてての使い方と、具体的事例がからなる構成。
「こうやってこんなプロセスで使うとこんなにすげー活用できるんだぞ!未来を描けるんだぞ!」というのが伝わってくるので「なるほど!そうやって活用するのか!」という腑に落ち感ががっつりあるのです。
読書会には、事例紹介で登場する名古屋の「まいあめ工房」の中村社長がスペシャルゲストでいらしていてトークセッションも。
(インスタグラムのロゴマークや、話題のポケモンGOのモンスターボールの飴を作って、本社に認められて公認のグッズとして受注したり、紹介されるといった事例を多数お持ちの会社です。)
まいあめ工房:http://myame.jp/
社長のブログ:http://design.myame.jp/entry/00441.php
名古屋の中小企業がいかにしてグローバル企業からも注目される商品を生み出し展開しているのか?
そこには、課題解決に向けて考え抜く姿勢や、工夫次第で莫大な調査費用がなくても得られる(私たちでも得られる!)データを精緻に検証して徹底的に数値化された仮説を立てて検証することで生まれる結果がありました。
地方だからとか規模が小さいからとか、本当に関係ない!
それはきっと個人(フリーランス)にも言える事。
この本を読んで、今日の中村社長のお話を伺って、出来ない言い訳を探している間に「出来る事からやろう!」という勇気と、「やるっきゃないな!」という決意が持てました。(本書を読んだ以上、もう基本のやり方はわかるハズ。)
なんとなくやる気になるだけより、「じゃあこれを始めよう!」とアクションに落としこめる学びの機会が好きなので、心高まって帰ってきました。
フレームワーク、活用していこうと思います!

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。