先日、最終日に滑り込みで、漫画家 羽海野チカさんの作品展にいってきました!
羽海野チカの世界展〜ハチミツとライオンと〜
http://3lion.younganimal.com/sekaiten/
ハチミツとクローバーも、3月のライオンもすごく大好きな作品。
特に3月のライオンは、今まさに次話を楽しみにしながら待ちこがれている作品です。
1つの原稿ができるまでにこんなにも推敲を重ねているんだなぁ・・・とため息をついたり、線描の美しさに感嘆したり(漫画って、どんどんストーリーを追いたいから1コマ1コマを丁寧に眺めるってあまりしてなくて・・・、こうやって生で原画見られるってすごい発見がある!)。
羽海野さんの作品やキャラクターへの愛情や、仕上げるまでの強いこだわりや時に厳しさも伝わってくる展示でした。
それから、来場者の方々の様子が印象的でした。
媒体が少女マンガ誌だけではないこともあってか、本当に色んな方がいらっしゃいました。
私と同世代の女性や若い〜年配の女性はもちろんのこと、年配の男性(将棋お好きなのかな?)や、美大系男子っぽい方やおじさままで!(男性陣がグッズのところで、真剣に選んでる姿とか微笑ましくってなんだか嬉しくなりました。笑)
そんなバラエティ溢れる来場者が、みんなみんな幸せそうな穏やかな表情で、大切に1枚1枚を眺めていたり、羽海野さんへのメッセージが書けるノートのところでは、みんな座り込んで長文のメッセージ(もはやお手紙!)を書かれていて、その愛情の深さや思いが伝わってきました。
あと、羽海野さんの生みの苦しみがわかる創作ノートや推敲を重ねるネームのところが一番人気のエリアだったのだけれど、みんながすごくお行儀よく(っていうのも変だけれど)、ニコニコと並んで順番を待っている姿が印象的で、「これが羽海野チカが作り出した世界なんだな」なんて思ったのでした。
「羽海野チカの作品世界が好きな人に悪い人はいない!」
って、謎コメントですが、自分もその一人になれてることに勝手に悦に入って幸せな気持ちで会場をあとにしました。
池袋西武はかなりのダンジョンだったけれど、行って良かったなぁ。
これからの羽海野作品がますます楽しみになりました。
「3月のライオン」12巻は9月29日発売らしい。(待ち遠しい!!)
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コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。