先日、青春18切符を分けてもらう機会がありまして、せっかくなら学生みたいな旅をしよう!と仙台まで出かけました。(大人女子の青春18切符使いに関して色々学びがあったので、その話はまた別の記事にまとめたいと思います!)
せっかくの学生気分、泊まる場所も普通のホテルではなくゲストハウスとかAirBnBとか・・・なんて考えつつ、そうだ!仙台で前から気になっていたホテルがあった!!と今回は人生初のカプセルホテルに泊まる事に。
泊まったのはこちら!
9h nine hours (ナインアワーズ)
https://ninehours.co.jp/
出張や旅行、あるいは残業。都市の宿泊に必要な機能とはなんでしょうか。古い一日から、新しい一日へのリセット。そこには、3つの基本行動が存在します。汗を洗い流す。眠る。身支度をする。私たちは、この3つの行為を時間に置き換え、1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)としました。この最もシンプルな宿泊の概念を基に、「9h」は都市生活にジャストフィットする宿泊の機能と、世界に類を見ない新しい滞在価値を提供します。
カプセルホテルというと、女性が泊まるには何だか恐い、安眠できなそう・・・なんていうイメージがあったのですが、女の子の友人がinstagramでここに泊まった写真をあげているのを見て以来すごく気になっていたのです。(数日前に伊勢丹三越のigアカウントでもこのホテルの京都店が紹介されていました。気になるビジュアルです。)
女性専用フロアがきちんとと別れているし、新しくて綺麗そうだし、各種ポータルサイトの口コミ読んでも大丈夫そうだし、貧乏学生旅行じゃ取られるものも無いし!(PCとスマホだけは死守!笑)と少々ビビりつつ、勇気を持って予約ボタンをポチッとしました。
※実は、普通のカプセルホテルを知らないので差分がわからんなぁと思って、1日目は普通のカプセルホテル(と言っても女性からの評判も良い所)に泊まって、2日目にこちらに泊まりました。夜の街のど真ん中にあるホテルだったので度胸試しの1日目でしたが、意外に快適で「こんな感じなのね〜」と思っていたところ、2日目のこちらが予想値を越すワクワク感と快適さでした。というわけで、記事にしてみた次第です。
そして、当日。いざホテルへ!
国分町の広瀬通という飲食店も多い夜も賑やかな仙台の観光地の1つとして有名なエリア。
最寄り駅は、仙台駅から地下鉄で3分の「広瀬通」。(仙台駅からも歩ける距離でした)
建物の外観。エントランス。
なんだかアトラクション感のあるエレベーターに乗って2階のフロントへ向かいます。
エレベーター内の壁。
エレベーター内から見た扉。
エレベーターをはじめ、細かい説明書きが建物内に色々と書かれているのですが、シンプルなアイコンと短い言葉で表されていてわかりやすくスッキリ。
チラシ広告のような妙に目立たせるデザインではないので、目に静か、だけれどもダイレクトに指示内容が入ってきました。
フロントでチェックインをして、鍵を受け取りフロアの扉を開いて中へ・・・。
入るとまず整然と扉が並ぶロッカールーム。
表示はこれまたシンプルにロッカーのアイコンと番号のみ。
鍵を開けるとロッカーの中には、タオル、室内着、スリッパ、歯ブラシが同じトーンのデザインで入っています。
上下の仕切りがありつつもワンピースやコートなど長い衣服がかけられるデザインになっていたり、大きいスーツケースも入れられる仕様になっていたり、機能性がありつつシンプルな作りでした。(こういうの好き!)
ロッカールームとフロントをつなぐ扉のそばには、整然と並ぶゴミ箱や返却ボックス。
こちらもシンプルなアイコンのみのデザイン。
そして、ロッカールームをぬけて奥の扉。
いざ、ベットルームへ!
暗やみの中でカプセルユニット内の光がボウっと灯っています。(宇宙船のよう・・・)
カプセル内はこんな感じ。
(サイヤ人乗ってそう・・・)
カプセルホテルは、法令で個室に施錠はできませんが、出入り口に付いているスクリーンを降ろして中が見えないようにできます。(貴重品は先ほどのロッカーへ)
閉所恐怖症の方にはオススメしませんが、ドラえもんの寝室とか(押し入れをベッドに!)お好きな方はきっとワクワク出来ると思います。
枕元に、室内ライトの電源と、コンセントも1つ付いているので、充電も安心。
所変わって、こちらはトイレとパウダールーム、奥はシャワールームです。
鏡が大きいのと、照明がちゃんとした明るさでメイクするのに不都合無い(雰囲気重視の色の中でメイクすると外に出た時に顔が大惨事になっていることに気付くという女性ならではのホラー体験があるのです)といった感じで、ちゃんと機能が考えられている感じが有り難かったです。
トイレもTOTOの最新ウォシュレット付きで綺麗でしたよ。
シャワールームはこんな感じ。
各室ブごとに脱衣所付きの個室になっていて施錠もできました。
(前日泊まったカプセルホテルは、施錠できなくて3人同時に使える(微妙な人数・・・)形だったので、鍵を持って入らなきゃだったり若干不便だったのでこの個室感は嬉しい。
シャンプーなどは、TAMANOHADAのアイテムにロゴを入れたものになっていて世界観を貫いているのがえらいなぁ、なんて。
寝室はとにかく真っ暗の空間なので、朝が来てもその実感はありませんが、それもまた宇宙。
まわりの方の音なども気にならなかったし、ぐっすり熟睡できる1夜でした。
(イビキの大きい人とかと居合わせた時はどうなのかな・・と思いつつ、頭奥だし大丈夫な気がします。)
中に自販機等無いので、お水を含め事前に買って持ち込む(飲食物持ち込み可能)必要があったり、飲食できるのがロッカールームだけ(京都の同ホテルにはラウンジがあるそうです)なのがちょっと不便でしたが、ホテルの周りは飲食店も多いので、夜は名物の牛たんを食べてからホテルへ、朝ごはんはカフェに食べに出かけると言った感じで楽しむならアリかな?と思いました。
というわけで、なかなか快適に宇宙船体験のできる場所でした。
最近はリーズナブルに泊まれる場所も多いので価格のみでカプセルホテルを選ぶってあんまりないのかもしれませんが(この日はオープン記念価格1900円で泊まりましたが、通常価格は3900〜5900円と書かれていました)、無駄が無くシンプルに過ごしてみたい方や、宇宙船体験したい方はぜひ!
9hours (ナインアワーズ)
https://ninehours.co.jp/
※仙台の他、京都と成田空港にもあります♬

クラシノキカク代表/ディレクター・ライター
「衣食住」にまつわる企画のディレクション。日本のものづくりや、古典芸能、茶の湯、きもの、美味しいものについてなど書いています。動物モフモフ、らくがき、ひるね、読書が好きです。