これまで、何気なくお付き合いしてきた着物。
今年は、もう少し体系立てて整理して深めたいなぁと思っています。日々精進!
ブログでも、わたしの学んだ事や、身近に着物を愉しむエッセンスを発信していきます。
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今日のテーマは、着物生地の活用について。
お母様の着物を持っているけれど、サイズが合わない。
腰が痛くて、帯をするのが不安。
色々な理由でせっかく手元にあるお着物を着られないという方がいらっしゃいます。
でも、意外にちょっと手を加えるだけで、ご自身に合った形で生かす事が出来たりします。
黒留袖をロングドレスに仕立てたお召し物。
すごく素敵でしょ??
腰に負担をかけたくないので帯をしない方法で着物を愉しみたい。
そんな場合は、洋服として仕立てるのがオススメです。
反物やお持ちの着物を洋服に仕立て直してお召しになっているKさん。
この日は、お嬢さんのご結婚式用に誂えた素敵なドレスでした。
お帰りの際にお召しだったコートは、羽織を仕立て直して洋風にしたもの。
こちらもとても素敵でした。
着物は直線裁ちで作られているので、一度仕上がったものを反物ベースに戻すことが容易です。
そこからご自身のサイズに合った着物に仕立て直したり、こうやってお洋服にしてみたり。
独特の風合いを愉しんだり、生地自体に魅力のある着物ならではの楽しみ方ですね。
こうして時代や自分に合わせてアレンジしながら代々大切に着ていけるところも
着物の魅力だと思います。

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。