銘仙でカジュアル着物スタイリング

「らしさ」ってなんだろう?
そんな事を考えながら、お互いの魅力をみつけたり切り取ったりする撮影企画に参加してきました。

野望の商店街 主催のイベントです。
【レポ】”自分らしい表情”は、コミュニケーションが生まれる楽しい場がつくる

見た目のディレクション以前の、内面を探るコミュニケーションってすごく大切。
自分の魅力について他者からもらったフィードバックは一生の宝物になりそうです。
自分って普段こんな顔してるんだ!なんて新しい発見もある楽しくて実りある時間でした。

・・・・・・・

さてさて今日は、タイトルの通り着物スタイリングのおはなし。

今回のイベントは、プロフィール写真にも使えるような写真をお互いに撮り合う企画。

私自身が見た目部分で演出できる「らしさ」は何かな?と考えてみました。

・昔からある日本の物を、身近な物として日常的に愉しみたい、愉しさを広めたい
・美しさだけでなく、遊び心のある物が好き
・愉しい事が好き

なんてことを思い浮かべながら、カジュアルな着物姿で参加するのが一番自分らしいかな?と考えました。

そんなわけで、今回は大正〜昭和期に大量生産されていた生地「銘仙(めいせん)」と呼ばれる生地でできた着物を着てみました。
当時の女性が日常的なおしゃれとしてカジュアルに愉しんでいた銘仙は、かなりモダンだったり奇抜だったりポップだったり・・・様々な柄があったと言います。(なんと、雑誌に掲載しているものにハガキで申し込んで購入する通販もあったというから驚きです!ほぼ日:女性みんなが「銘仙」を着た時代。に詳しく書かれています。)

 

私が着た物は30年以上前のものなので、所々シミがあったりもするのですが、柄の中に紛れているので案外気にならずに過ごせてしまって(というか見なかった事にして!?)、そんな気取らない日常着なところも良いなぁと思います。

当時の女子たちはどんなアレンジで着回していたのかしら?なんて思いを馳せながら、今様に着てみています。

 

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気軽にラクチンに着られて着崩れしにくいスタイリングで出掛けたので畳でゴロゴロしたり、海辺で走り回ったり、愉しさが伝わる着物姿の写真をたくさん撮ってもらってきました。

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銘仙 × 半幅帯 × 帯揚げ × 帯締め × フラットシューズ

という組み合わせ。
着付けも簡単で、アクティブになれるのです。

 

帯はこんな感じ。↓

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レイヤー結びと呼ばれる、2回縛るだけで仕上がる帯結びに帯揚げと帯締めを加えたもの。
帯結びの補強にもなってしっかり留まるので着崩れ防止効果もありつつ、きちんと感も出せるところが気に入っています。

名古屋帯の際に使う通常の帯枕を使うと膨らみすぎるので、代わりに手拭いやハンドタオルを長細く畳んだものを帯揚げで包んで帯のたれ部分の下に挟みました。

そして帯締めにつけたのは、BIRDS’WORDSのブローチです。

こうやって、家にあるものを活用してアレンジするだけでも1つの着物をシチュエーションや用途に応じて使い分ける事ができるので、とてもたのしいのです。

 

現在は、普段着に着物を着る人も大幅に減り、職人さんも減ったため銘仙を作っている所も極々少なくなりました。(むしろ今は貴重品として出回る事すらあります。)

とはいえ、中古着物屋さんで目にする事もあるので、リーズナブルに出会う事もできます。
生地が弱っているとお尻の所等からピリピリと破れる事もあるので裏に補強する布地を当てておくのがオススメです(銘仙は元々があまり強い生地ではないので)。

涼しくなり、着物で出かけやすい季節。
はんなりとした落ち着いた着方でも、ちょっと遊び心のあるアクティブな着方でも色々と愉しみたいものです。

 

小俣荘子(omata shoko)
クラシノキカク 代表 / ディレクター・コラムニスト・施術家 衣食住にまつわるコンテンツの企画・ディレクション。頭蓋矯正と深層リンパドレナージュを中心とした身体を美しく健康的に整える施術。 「心地よい暮らし」を切り口に、心と身体の双方から健やかに日々を愉しむ提案をしています。

2016-11-03 | Posted in blog, 着物・浴衣, 日本のことNo Comments » 

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