先日開催された「みんなde読書大学(12月の回)」。
今回のテーマ本は『LIFE SIFT (ライフ シフト)』。
100年生きる時代の人生戦略を考える読書会でした。
(当日の夜に書いた感想ブログはこちら:みんなde読書大学「LIFE SIFT」 せっかくなら楽しく長生き!)
ワインとお料理を楽しみながら開催されるこの読書会。
今回は、お料理番(シェフと呼ばれてドキドキした・・・)として参加させていただきました。
せっかくいただいた機会。私自身楽しみながら色々考えて作ったので、当日のメニューやレシピを残しておこうと思います。
(レシピを知りたいと言ってくださった方がいらして嬉しかった^^簡単にご紹介できるものだけですが、お役に立てば幸いです。)
「健康寿命を長く!身体に優しく美味しく!」
読書会の課題本に合わせたものをお出ししたいなと思っていて、何かお料理にもテーマをつけて考えることにしました。せっかくなら元気に100年生きたい!ということで、「健康寿命を長く!身体に優しく美味しく!」というテーマにしました。
小俣の脳内会議の様子↓(先日のブログより)
料理番のオファーを受けてメニュー決めるときに設定したのは「ピンピン長生き!」でした。
せっかくなら健康寿命を延ばして、元気に楽しく生きたい。
美味しくって体に良いものって何だろう?
そんな事を考えながら作りました。
長年介護の仕事をしている母に「健康なおじいちゃんおばあちゃんのよく食べてるものとか特徴って?」と聞いたら、「とにかくよく豆類を食べてる。あと根菜!あとは、人と一緒に食事してる人、好奇心がある人は元気」と。にゃるにゃる。
豆食べる、みんなで食べる、好奇心!
※実際調べてみたら、WSJにこんな記事も。
長寿と健康の秘訣は「村中みんなで」 そして豆も
http://m.jp.wsj.com/articles/SB11729237550577364065404581010963810889794
(世界中でデータ取って研究してもやっぱり現場の人と同じ結論出たってすごいな)豆、豆腐、豆乳、しょうゆ、味噌…
あ!和食!!
以前の読書大学で「グルテンフリー」がテーマの回があって、テーマ本を読んで、ジョコビッチが「和食はグルテンフリーやりやすい!」って言ってた‼︎、なんてことも思い出してグルテンフリーな和食をつまめる洋食風にしたら面白いかな?と妄想を膨らませました。
それから、やっぱりみんなで楽しい食事が出来て心踊る感じが欲しい‼︎(愛だからね)ということで、クリスマスも近いので、和食で作るパーティーメニューという感じで考えたのでした。
そんなわけで、こちらがおしながきです。
そういうことです。(真顔)
さて、前置きが長くなりましたが、写真と一緒にお出ししたものをご紹介します!
大皿に盛った前菜は、クリスマス風に。
小豆島の新オリーブの塩漬け
香川県の小豆島で今の時期だけ販売される今年取れたてのオリーブで作る塩漬け。
優しい柔らかい味に浸かっていました。
http://www.toyo-olive.com/food/pickle.html
しょうゆ豆
こちらも香川県から。香ばしく炒った豆を醤油やお砂糖で作ったタレに漬け込んで味付けした讃岐の郷土料理です。
ちなみに当日出したのは、夫の実家でよく食べられているピーナッツで作られたのもの。
ぴ〜ちゃん豆
http://www.schule.jp/store/products/details/284
れんこんチップス
根菜も食べなはれ〜ということで。
れんこんの皮をむいてスライスして、冷水につけて軽くアクを取ります。
水気を切った後に高温で一気にカリッときつね色に揚げます。
香ばしさとれんこんの味を楽しめてそのままでも十分美味しいですが、お好みで醤油ごまをふりかけるときんぴらスナックという感じになります。なかなかクセになるスナックです!
おさつフライ
淡路島で有機農法で育った大きなサツマイモをスティック状にカットして、高温で揚げました。
外はカリッと、中はほっくりとした食感と、サツマイモの甘みが楽しめます。
お好みで塩やハチミツをつけても美味しいですが、サツマイモが美味しい時はそのままがおすすめ。
今回、こちらの揚げ物2品は米油で揚げました。
米油は、抗酸化作用や食物繊維が豊富で美容と健康に良いと言われています。
また、油が高温になっても安定していて癖がなく、食材の味を引き立ててくれます。
味噌チーズのカナッペ
先日開催した「季節のお料理教室 晩秋の会」でテーマ食材だった、さそう直伝の味噌ソースを活用しました。カリカリに焼いたバゲットに味噌ソースを薄く塗った上にたっぷりのクリームチーズ、仕上げにピンクペッパーと柚子の皮を乗せました。
和洋折衷なおつまみです♫
香草ときのこのロールチキン 味噌の香り
同じく先日のお料理教室で作ったメニューを。(写真撮り損ねたのでお料理教室の時の写真です。)
鶏ひき肉にお好みのきのことナッツ、干しぶどう、香草を混ぜ込んで鶏胸肉で巻いて蒸し焼きしました。
一晩寝かせて味を染み込ませています。
豆乳グラタン
こちらは、豆腐と豆乳と米粉を混ぜて味付けしたソースでできたグラタンです。
ソテーした鱈(たら)と長ネギを具にして、和風に仕上げました。
お腹に優しいグラタンです。
アボカドのガトーショコラ
デザートは、バターとチョコレートを一切使わない(ショコラと呼ぶのがはばかられる?!)不思議なガトーショコラを一口サイズで。
以前に施術サロンでお出しして好評だったものをアレンジしてお出ししました。
こちらの記事の最後にレシピが載っています。(レシピを元に米粉に代替して作りました。)
焼きあがった後に、ラム酒をひと塗りして、冷蔵庫で寝かせたちょっと大人のスイーツです。
ワインはこちら!
ソムリエールのカイト チカさんセレクトの美味しいワインが並ぶのも、この読書会の魅力。
(アルコール弱い私がうっかりグビグビ飲みそうになる程美味しいのばかり並び危険です!!)
この日のワインは、日本のワイン中央葡萄酒さんのもの。
中央葡萄酒さんのグレイスワインは、世界的にも評価の高い国産ワインブランド。
ご参加者に中央葡萄酒のシニア・ワインアドバイザー金子克憲さんがいらっしゃっていて、ワインについてもお話を伺うことができました。(何て贅沢な時間!!)
GRACE WINE
http://www.grace-wine.com/index.html
(参考記事)
女性醸造家の渾身のワインに世界が驚嘆した 日本固有の甲州種で目指すワインの革新<上> | 若きプロフェッショナル - 東洋経済オンライン http://toyokeizai.net/articles/-/87033
本当に美味しくって、個人的には特にロゼに感動しました。
今まで、ロゼの美味しさってよくわかっていなかったのですが、これはもう・・・。
すごく魅了されて(メロメロした)、もっかい飲みたい!!と、次の日には自宅用に注文しておりました。
国産ワインは、フードフレンドリーで和食にもよく合うと金子さんがおっしゃっていたのですが、まさに。
コクがあって味わい深い(目を閉じて飲むと赤ワインみたいと言われましたがまさに!)のだけれど、主張が強すぎなくて食事と調和する、そんな印象でした。(とにかく美味しいです!)
グレイス ロゼ
http://www.grace-wine.com/our_wines/grace/varietal_rose/index.html
実は、この日の一番の緊張ポイントは、シニアワインアドバイザーの金子さんのお口にも私の作った料理が届くことにありました。
“国産ワインは和食に合う 国産ワインは和食に合う 国産ワインは和食に合う・・・”と、念仏のように(?)唱えながら料理しておりました・・・。
イベント終了後、お優しい金子さんが「美味しかったですよ」とお声をかけてくださったのが本当に嬉しかった。(一生ものの自慢ですっ!)
この経験、LIFE SIFTに出てくる「変身資産」にきっとなったはず!!

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。