今朝は、とても哀しい知らせで目が覚めた。
スター・ウォーズ シリーズのレイア姫役でブレイクし、女優・作家として活躍したキャリー・フィッシャーさんの訃報。
「キャリーはルーカスフィルムで働くすべての人の心の中の特別な場所にいます。彼女のいない世界を思い描くのはとても難しいことです。彼女は世界にとってレイア姫であり、私たちすべての特別な友人でした。 不屈の精神を持ち、すばらしく機知に富み、そして...
Star Warsさんの投稿 2016年12月27日
ローグ・ワンを見て、ジンから希望を託されたレイアがEP7ではレイにそれを託す、スターウォーズってそういう物語でもあるのだな、と思った。
(SW出てくる男子はだいたいヘタレだからね。。)
すごくD社的女性活躍の描き方だなとは思ったけれど、彼女が演じるレイア姫だからそれが嫌ではなかった。
子供の頃から、ディズニープリンセスよりスターウォーズが好きだった。
対等なパートナーシップ、女性であっても自分の考えをちゃんと主張してもいいということ、勇ましく前に出ていいんだ!ということ(私は大層偉そうで主張の強いお子様だったらしい・・・、そして鬼嫁というダークサイドに至るわけだけどその話はさておき。)。
それはレイア姫の影響が大きいのかもしれない。
当然の権利!と思い続けてきたけれど、赤ちゃんの頃から見続けた映画が別のものだったら全然違う価値観で育ったと思う。
キャリーフィッシャーご本人も、現実世界で諦めずに戦い続ける人だった。
世界中からブスと言われ、痩せないと出させてやらん!と制作サイドからもプレッシャーをかけられ続ける過酷な状況で踏ん張り続けて、イケメンには振られるし、時にはドラッグのダークサイドに落ちてしまいながらもライトサイドに戻ってきた彼女。
実を言うと、
「EP4のお団子頭のレイア姫とEP6のビキニ姿のお姉さんが同じ人だ」と子供の頃知らなかった。
ある程度大きくなって観たときに、(実はこの時やっとストーリーの全体像も把握した)、「あ!この人同じレイア姫だったのね。」と初めて認識できたのだだった。
努力して磨くことで、自分自身を美しく輝かせることができる。(すごい女優魂)
そのことを体を張って見せてくれたのも彼女だった。
ありがとう。
どうぞ安らかに。
今夜はEP7を観る予定だったのだけれど、彼女の自叙伝映画「ハリウッドにくちづけ」も借りてこようと思う。
(追記)
彼女の半生をラジオで町山智浩さんが語ったものの書き起こしがありました。
「町山智浩 キャリー・フィッシャーを語る」
http://miyearnzzlabo.com/archives/41439

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。