バタバタと仕事を終わらせ、夕方からちょっとよそ行き着物に着替えてお出かけ。
七月大歌舞伎に連れて行って頂きました♬
改装後、初めて訪れる歌舞伎座。
イチバンのお目当ては坂東玉三郎さん演出・主演の「天主物語」。
玉三郎さんのライフワークでもある泉鏡花作品。
中でも特に思い入れがあるのがこの天主物語なのだとか。
玉三郎さんのインタビュー⇒http://goo.gl/DLrKOz
泉鏡花の幻想的な世界。
美しい言葉でのやり取りの中にユーモアもたっぷりで、声を出して笑ってしまう前半部分。
こんな風に上品な言葉で愉しい会話のできる人になりたい。。
後半は人間の図書之助とのロマンス。
相手役はエビさま。
その他にも中車さん(=香川照之さん 歌舞伎座は今回が初!だったそう)も見れたり、歌舞伎初心者にも身近な若手の役者さんが多数登場しました。
兎にも角にも、玉三郎兄さんのなんと美しいこと。
一度は舞台を生で観たいと思っていたので、夢が叶いました。
想像を超える美しい幽玄の世界に浸るひとときとなりました。
お江戸へのお出かけということで、縞と伊勢花火の柄に、鳥(アヒル?!)の羅の帯を合わせて。
夏の着物は軽くて爽やかに着られるので心地よいですね。
歌舞伎や能や文楽など日本の芸能を観に行くと、和装の方も多いので勉強になります。
ジャンルや演目によっても皆さんがお召しになっている物が全然違うので興味深いのです。
余談ですが、コーヒーの紙カップも隈取りデザインで素敵だったので写真に残しました。
フタがちょうどカツラのようで熱いコーヒーに耐える五右衛門みたい。
窯茹でならぬ、煮え湯飲まされの刑?!
歌舞伎座にお出かけの際にはこちらのコーヒーもぜひ♬

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。