これまでもinstagramやブログに登場してきた、我らが庭の主、ニャー子さんと呼ばれていたネコさま。
1月の満月の夜、空に帰っていきました。
もうずっと体調が悪くて、このところ毎日辛そうで…。
それでも持ち前のツンデレを発揮しながら今日まで愛らしく高貴なお姿でした。
痛いのか、あまり動けないようで、最近はずっと庭にいたのだけれど、今日はお散歩に出かけていたので、もう会えないのかな…と予感がありました。
仕事から帰ってきて、庭を探したら例の新居のベットでお寛ぎの姿が。帰ってきてくれてホッとしました。
今宵も帰宅する家人たちが都度会いにいき触れ合って、迷惑そうにしながらもまんざらでもない様子のニャーさま。
新居の隅で眠っているところを夜遅くに帰宅した夫が見つけました。
安らかな様子でした。
ノラのプライドもお持ちだったニャーさま。
そんな彼女がさいごに我が家に戻ってきて、我々に会ってくれたこと、寛いでくれたこと、嬉しかった。
ニャーさま、ありがとう。
どうか安らかに。
・・・・・・
猫毛アレルギーの私は、たくさん触れ合うことは難しかったけれど、写真を撮ったり、手を伸ばしてチョンチョンと触れたり、猫のいる生活を味あわせてもらいました。
気ままな猫の暮らし、猫の魅力を教えてくれたニャーさまです。
ついに、おじいちゃんの温室を自分のウチにした日のネコ様。豪邸ですw
自宅での日向ぼっこのご様子。
寒い日に避難する発泡スチロールでできたシェルターのような猫御殿。
御簾(ボロフリース)を開けるとこんな感じ。出入り口用の窓が顎置きにジャストフィット!
こんな感じでお住まいでした。
寒い日にモコモコに包まれたお姿。(我が家の住人は過保護だと思うの・・・笑)
《以前書いた、我が家の過保護ぶりが伺える記事》
野良ネコのニャー子さまと梅雨(地域猫と暮らす) https://maisondeomata.com/archives/621
冬支度とニャー子さん https://maisondeomata.com/archives/531
今年最初の梅の花が咲いたよ。
ニャーさんが庭の主になったこの4年間は、その前の16年間よりも土に近い視点で庭の様子を眺める事が多かった。というか庭にみんながいる時間が増えた。
見上げる梅の魅力を知れたのはニャーさんのおかげだと思う。
眠る前に玄関の電気を消す時、帰ってきて門を開く時、朝出かける時、習慣でネコさまの鎮座スポットに目が行く。
もう毎日の習慣だったから仕方ないんだけど、不在を知るのは寂しいものです。
今日帰ってきたら、誰かがそんなネコスポットにお花の咲いた鉢植えを置いてくれていた。
みんな同じ気持ちなんだな。
ニャーさんのおかげで寒さに負けず踏ん張って咲いてるお花に気付けたよ。

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。