事の起こりは年末。
夫が会社の忘年会の景品で「ナメコ栽培セット」なるものをもらってきたのでございます。
一昔前にナメコを育てるゲームがありましたが、そんなヌルい遊びではございません。
こちらは切り株みたいなのでナメコを育てるガチなやつです。
夫の会社はIT企業と聞いていましたが、キノコ農家疑惑が・・・。
エンドレス収穫できるナメコを夢見て浮き足立つ我が母と、嬉しそうにいそいそと栽培環境整えておりました。
最初はしっかり水浸しにして、そのあとは日々霧吹きで水分を与えます。
(帰宅後の楽しみが増えた模様)
何にもなかった切り株ちゃんにちょっとずつ小さなキノコが現れて、
すくすくと、すくすくと育って・・・・・
育ちすぎた。
気づけば、もうナメコと分からぬお姿にまで成長していました。
なんと一番大きい子は全長16cmほどに・・・。
(「スマホより大きい・・・」と呻く妹。。)
もうここまできたら、最後にどうなるかまで見届けようかと数日のあいだ様子を見ていたのですが、だんだんとシナシナになってきてお気の毒なお姿に・・・。
というわけで、今宵キノコ狩りをいたしました次第です。
普段使っている大きめのまな板が小さく見えるほどの存在感を放つナメコ御一行さま。
立派なお姿を見るにつけ、夫は血迷ったことを言っておりました。
(庭がナメコに埋め尽くされるのはご遠慮申し上げたい・・・)
さて明日、勇気を出して食べてみようと思っております。
果たしてお味やいかに・・・・・。(みなさん、我々の無事を祈っていてください。)
そしてキノコ狩り跡地には、すでに次世代のみなさんが成長を始めておられるご様子。
キノコ様の生命力にただただ圧倒される我が家です。

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。