世界中でご活躍の純さん。
今回は、イタリアでも高い評価を受けているアンティノーシリーズを中心に、吸い込まれるような深い青と、釉薬の花のきらめく美しい器の数々を目にすることが出来ました。
静謐さの中に情熱的なエネルギーのようなものを感じて、まさに宇宙そのもの。
放射状に広がるようにフリーハンドで1本1本引かれた繊細な線刻。
天空を思わせる釉調。不思議な奥行き感を感じて吸い込まれるようです。
こちらは、ブローチ。
眺めていてもため息が出ますが、「ここには何を乗せよう??」と食事を愉しめるアートであることも器の醍醐味。
改めて考えてみると、これってすごく贅沢なことですね。
我が家では、お茶やフルーツなどを施術のお客様にお出しする時にも使わせて頂いています。
美しい器に盛られると、より一層美味しく頂けるように感じます。
日々のちょっとした愉しみや幸せに繋がっています。
今回の作品から、わたしはブローチをひとつ。
黒いドレスやストールに飾るほか、帯留めとしても活躍しそう。
見る角度によって表情の変わる作品。
身につけるのが今から愉しみです。
純さんともお写真を。
純さん、奥様のまりさん、素敵な時間をありがとうございました。
個展は松屋銀座にて9月8日(月)まで。
◆六華窯 岩井純 2014 アンティノーの世界 Ⅷ◆
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20140903_rikkagama_7ag.html
◆六華窯 岩井純◆
http://kilnrikka.jp/index.html

コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。