4月の晴れた気持ちの良い1日、南アルプスまでお花を摘みに行ってきました♪
さくらんぼや桃を作っておられる、金丸文化農園さんでの農業体験です!
金丸文化農園
http://kbnouen.jp/
お花を摘みに・・・というのは、さくらんぼの花粉作りの作業と、美味しい実をつけるために行う桃の花を落とす(おろぬき)作業という作業の内容。
金丸農園の金丸由紀子さんのブログや、一緒に行った仲間たちのレポートに詳しい紹介があるのでよかったら。
さくらんぼは、自分で受粉して実をつけるのが難しいため、人間が花粉を用意して受粉のお手伝いをするのだそう。1本の桜の木の花を失敬して、花粉づくりのためにお花を摘みます。
採った花びらを機械にかけて、お花を分解して花粉だけに振り分けていきます。
この写真の状態になったら最後は手作業でふるいにかけて、ほんとに黄色い花粉のところだけにして、さらにさらにゆっくりと数日かけて乾燥させてやっと出来上がり!(といっても花粉が出来上がっただけなので、そのあと受粉の作業が始まるのです。なんて手が込んでいるんだ!)
こちらは、桃の「おろぬき」という作業。
桃は花の数だけ実になるから、放っておくとみんな小さい実になるだけでちゃんと育たないのだそう。なので、ちゃんと桃が育つように花を適切な間隔と量にになるよう間引いていきます。
枝に桃がなる様子を想像しながら、お花を残してていく作業はなかなかのイマジネーション力が必要で、色々悩みつつも妄想族としては非常に楽しい作業だった!!それにしても、農園主の金丸さんはさすがにスピーディ!!
落とした花はそのまま土に返します。(お花のみなさん、ありがとう!)
「今日は、花を落とす作業をします!」と言われて、なんとも言えない罪悪感があったりしたのだけれど、「木はその方が楽になるんですよ」と農園主のなおさんが教えてくれた。
なるほど。出産や育児を手伝うお医者さんや看護師さん、保育士さんのような気分になった。
なんとなく、人間と植物の関係って、「採るものと採られるもの」というイメージだったけれど、この農園にきて感じたのは、「一緒に食べ物を生産する仲間」のような感じ。
金丸ご夫妻の愛情あふれる様子が人に対してだけでなく、植物たちにも感じられて、この農園でできるものが美味しい美味しい!と毎年評判である理由がわかった気がした。(こんなに大事にされたらきっと木々も頑張ってくれるんだろうなぁ)
初めての農業体験。
私たちの口に入るまでに、どんな工程があって、どれだけの手間と時間がかかるのかを知ることが出来たのはもちろんのこと、人と植物の関係性をこんな風に暖かく感じられたことがすごく嬉しかった。
お昼は由紀子さん手作りの豚汁や種類たくさんの盛りだくさんおにぎりをご馳走になりました。
彩りも綺麗で、可愛くて、とっても美味しかった♫
教科書読んで知識として知ってるとか映像として見たことあるっていう世界も、やっぱりこうして直接見て、感じてみるとすごく新しい発見や自分の先入観に気づかされる。
良いお天気と楽しい仲間との作業自体も楽しかったし、これからはもっとさくらんぼや桃が美味しく食べれるようになりそう。
シーズンになったら「俺が育てた!(ドヤっ)」って言い張るので、みんなで一緒に食べましょう〜♫
帰り道は温泉に寄って、山梨の美しい景色を楽しみながら帰りました♫
(駅まで思いの外距離があってヒーヒー言いつつも楽しかった!)
もう、桃の花とか桜を見ると花を摘みたくてムズムズしちゃう帰り道でした。へへへっ
金丸文化農園
http://kbnouen.jp/
・・・・・・・・・・
facebookページ
maison de omata
ブログの更新情報などお知らせしています。
heraifu
家族のらくがきエッセイ。1コマ版の他、ブログ記事更新のお知らせなどしています。

クラシノキカク代表/ディレクター・ライター
「衣食住」にまつわる企画のディレクション。日本のものづくりや、古典芸能、茶の湯、きもの、美味しいものについてなど書いています。動物モフモフ、らくがき、ひるね、読書が好きです。