今年の春から「古典芸能入門」の連載をもたせていただいている中川政七商店さんが運営するwebメディア「さんち」。
工芸を中心とした日本の伝統技術や地域の魅力を伝えるweb読み物です。
今月は「文楽(人形浄瑠璃文楽)」を取り上げました。
国立劇場さんにご協力いただいての文楽公演取材に加え、ご縁あって、襲名披露公演中の六代 豊竹呂大夫さんへインタビューをさせていただくことができました。
文楽のこと、人間の本質や喜怒哀楽を超えた感情の高ぶりのこと・・・、公演終了後すぐのタイミングでの取材にもかかわらず時に本番さながらに語りを織り交ぜながら様々なお話を聞かせてくださいました。
筋書きを知っている物語でも、フィクションでも、人形の世界でも、そんなこと全て吹っ飛ばして没入してしまえる世界。
文楽の世界って、魂が揺さぶられるというか、なんだかすごくエモーショナルです。
「この、心を揺さぶるものって何だろう?」
インタビューを通して、そんな問いへのヒントをたくさんいただきました。
鑑賞中、知らず知らずのうちにその物語の中に参加しているような気持ちになってしまう…そんな感情を味わうことのできる「文楽」を観に行ってみませんか?
さまざまな感情が描かれる文楽は、荒唐無稽な世界ですが、そのなかに生身の人間以上の人間らしさを垣間見ることもあるとか。
この度、六代目を襲名された豊竹呂太夫さんにもお話を伺うことができました!
#古典芸能 #文楽 #豊竹呂太夫
さんちさんの投稿 2017年6月12日
以前、狂言について取材した際に狂言師 山本東次郎さんにお話を伺った時にも感じたことですが、日本の芸能は自分から何かを受け取りに行く、能動的に参加することによって生まれる「気づき」がより物語の世界を深めているように思います。
もっとたくさん色々な古典芸能に触れてみたくなりました。
9月の国立小劇場での文楽公演も、とても楽しみです!
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2017/910.html
<参考記事>
https://maisondeomata.com/archives/7034
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コンテンツディレクション、文筆。工芸、古典芸能など暮らしや日本文化に関することを中心に、講座やイベントの企画・ディレクション、取材・執筆をしています。和樂web(小学館)、サントリー、中川政七商店、NewsPicks NewSchoolなどでお仕事中。夜の散歩、のんびり美術鑑賞、お茶の時間、動物が好き。