「誠実は美鋼を生む」日本唯一のたたら場で、木原村下にお会いしてきたこと

「この仕事をしていてよかったなぁ」としみじみ、時に大興奮で思うことが多かった今月。

特に、奥出雲にある「日刀保たたら」を訪れて、木原村下にお会いできたこと、直接お話を伺えたことが一生ものでした。

プロジェクトXをはじめ、いろんなメディアで取り上げられてきた方なのでご存知の方も多いかもしれませんが、もう本当に素敵な方で。

木原村下と

すごくお会いしたくて…、なかなか難しい状況の中、どうにかこうにか機会をいただけた感動もあったのですが、お会いした帰りのシャキッと清々しく心が浄められた感覚。ずっと残っています。
仕事を投げ出したくなった時や、苦しくなった時、きっとこの日の木原さんとの時間を思い出すんだろうなぁって思う。

ミッションを持って誠実に仕事に向き合う人のかっこよさ。
己と仕事に厳しく、人に優しい。厳しさと愛情深さを併せ持った方の人としての在り方にすごく感動したのだな、と今振り返って思います。

「村下(むらげ)」とは、たたらの技師長のこと。
「たたら」と聞くと「もののけ姫」とか、遠い世界の昔の技術のようなイメージしかないかもしれませんが、今現在も現役の技術として生きています。

古墳時代以降、1000年以上の年月をかけて研究されてきた日本の製鉄技術「たたら操業」。
戦後、一度絶えてしまったその技術を復活させ、現在もなお現役の操業を続け、後世にその技術を残す役割も担っている世界で唯一のたたら場に取材に行ってきました。

3日3晩不眠不休で炎を向き合って、過酷な操業を通じて「玉鋼」という日本刀作りに必要不可欠な鋼を生み出すたたら操業。

86歳を迎えた今なお、たたら操業を先頭で取り仕切り、同時に次世代へ伝える指導も行なっている木原さん。

素人の私にもわかるように、時間をかけて噛み砕きながら化学の解説をしてくださったり、たたら操業の役割について語ってくださる様子からも、誠実なお人柄と、この技術を守りたい、きちんと伝え残していきたいという思いが伝わってきました。本当に熱かった。

暑苦しい熱血漢ではなく、静かに青く燃える高温の炎のよう。

感性のレベルにまで磨かれた五感を使った判断力、それを支える体力と精神力を鍛え、己を律してきた木原さん。

使命を持って生きる人のパワーと思い。
私も日々こんな思いで仕事に向き合いたい、そう思える道しるべを見せていただいたように感じます。

たたらの話を聞きに行ったのですが「人としての在り方」が強く印象に残る、思い出深い取材でした。

 

「たたら」と聞くと「もののけ姫?!」って感じですが(もしくは今年だとEXILE ?!)、今も現役の技術として生きています。

古墳時代以降、1000年以上の年月をかけて研究されてきた日本の製鉄技術「たたら操業」。
戦後、一度絶えてしまった…

小俣 荘子さんの投稿 2017年10月31日(火)

 

 

 

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小俣荘子(omata shoko)
クラシノキカク 代表 / ディレクター・コラムニスト・施術家 衣食住にまつわるコンテンツの企画・ディレクション。頭蓋矯正と深層リンパドレナージュを中心とした身体を美しく健康的に整える施術。 「心地よい暮らし」を切り口に、心と身体の双方から健やかに日々を愉しむ提案をしています。

2017-10-31 | Posted in , blog, 働き方・しごとのことNo Comments » 

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