「自分は何に感動したのか?」を考える。写真家 三井公一さんと行く「ぶらぶら写真教室」開催報告に代えて

写真は撮るのも見るのも好きだけれど、撮ることにいつも恐怖を感じている。

写真を撮ることへの苦手意識がずっとあって。
取材の時などは、撮影があることで胃痛がするほどだった。
わたし、どうしてこんなに下手なのだろう・・・・。

 

そんな状況が変われば・・・と思って、ここ数年は気になる写真教室があれば参加してみたり、インスタにUPする(人目に晒す)つもりで写真を撮ってみたりしている。

取材で撮って書いて・・・という案件が続いた今年は仕事的にも危機を感じて&もう心が耐えかねて、以前からお世話になっていた写真家の三井公一さんにお願いして、欲望のままに写真教室も開催させてもらった。

第一回の時に書いた開催レポート

昨日、12月に開催した三井先生の講座で撮った写真の講評会をしたのだけれど、その時に「ものの見方」というか、「感動の咀嚼の仕方」についてお話を聞かせてもらえて、今までなんで写真がうまく撮れないままだったのかがやっとのこと少しわかった。

 

「これ素敵!」「綺麗!!」という感動、心の琴線に触れた時にそのシーンを残しておきたくてシャッターを切る。

だけど、私が持っているレンズ(顔についている目)と、カメラのレンズは違う。
いつも、「おぉ!」と思ってカメラを向けると、裸眼で見たものとモニターに写っているものが違いすぎて落胆する。

これってそもそも、自分とレンズが合ってないケースもある。
(以前から、三井さんに何度も「レンズ買いなよ〜」と言われていたのはこのことか・・とやっとわかった)

それからタイミングや位置が合ってないこともある。
(もう半歩手前からのシーンが一番感動した部分かもしれないのに、そのままの位置で撮ってしまうなど検証が不十分)

というか、もはや「対象物に魅力を感じているけれど、どう撮りたいかが浮かんでこない」なんて時が一番気持ち悪かった。

 

テクニック的なハウツーとして英語の文法でも学ぶように写真について勉強しようとしていたけれど、考えるべきは技術以前に、自分と被写体との向き合い方だった。

「被写体をよく見て、撮りましょう。動き回ってベストポジションを探しましょう」とはよく言われること。
これは、間違いなく重要なこと。

だけれど、それ以前に、「私はこれ(被写体)のどこに感動したのだろう?」を掘っておかないと、納得するものは撮れない。
構図として正しくても、良い写真ではない、響かないと感じる(一番気持ち悪い)時は、この自分の中を掘る作業が足りていないのだと思う。

これって、文章を書くのにも通じることだけれど、手を抜いてはいけないところ。
諦めてはいけないところなんだと思った。
(「いけない」というか、「気持ち悪い」ものばかりになってしまう)

 

三井さん曰く、これを繰り返していると、「鼻が効く」ようになるのだとか。
写真を撮りたくなるような場所にたどり着く手前で「予感」がするようになって、心づもりやカメラの準備が出来るんだって。

写真撮影に限らず、普段から「目の解像度を高くすることの大事さ」ってよく言われることだけれど、自分の感動の純度を保ったまま解像度も高められたら最高じゃないか。

 

ずっとカメラ上達の入り口が見えなくてしんどかったけれど、うまく扉が開けられそうで嬉しいクリスマスの夜でありました。

忘れないでいたいので、メモ的にブログに残しておきます。

 

・・・・・・

このあとに載せてる写真は、江戸東京たてもの園で撮影したもの。
(先日、三井先生をお招きして「ぶらぶら写真教室」を開催した時の写真で、昨日はこちらを講評して頂いた)
以前よりは、良くなっていたところもあったようで、褒めていただけることもあったのが嬉しかった。もっと撮ろう。

江戸東京たてもの園内の電車

江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園内の銭湯

江戸東京たてもの園内の銭湯

 

こちらは三井さんが撮影された写真。

三井公一さんの写真

三井公一さんの写真

三井公一さんの写真

三井公一さんの写真

三井公一さんの写真

三井さんは、俳優やアーティストの撮影をはじめ、WWDCにて在りし日のSteve Jobsや、Appleの現社長Tim Cookの京都入りの写真も撮られていた写真家の方で、iPhoneで撮影した写真で構成された写真集「iPhonegrapher」も出されています。
控えめに言ってもめちゃめちゃすごい方なのですが、気さくに初心者にもわかりやすくレクチャーしてくださる仏様のような方です。(そして美味しい物にもお詳しい!)

◆PROFILE
三井公一 (みつい こういち)
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。

公式HP

毎日更新されるiPhoneで撮影した作品のサイト

次回は、春頃にまた開催予定です。
それまでに、写真への恐怖心が薄まっているといいな。もっと撮ろう。

 

 

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小俣荘子(omata shoko)
クラシノキカク 代表 / ディレクター・コラムニスト・施術家 衣食住にまつわるコンテンツの企画・ディレクション。頭蓋矯正と深層リンパドレナージュを中心とした身体を美しく健康的に整える施術。 「心地よい暮らし」を切り口に、心と身体の双方から健やかに日々を愉しむ提案をしています。

2017-12-26 | Posted in blogNo Comments » 

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