クラシノキカク

神楽坂に生まれた女の子のおうち「DOUBLE MAISON」 着物と洋服の垣根を自由にするお店

夕暮れの神楽坂。
坂道を歩いていると、柔らかい光がもれる小さな一軒家がありました。
おとぎ話の中に迷い込んだかのような、可愛らしい三角屋根の白いおうち。

DOUBLE MAISON(ドゥーブルメゾン)

 

DOUBLE MAISON(ドゥーブルメゾン)

入り口のランプには、“DOUBLE MAISON”の文字。

 

そうっと扉をひらくと、着物のトルソー?

DOUBLE MAISON(ドゥーブルメゾン)

 

アンティークの家具の上には、
レースやビーズをあしらった小物や刺繍が施された帯、
ギンガムチェックや総レースの着物、クラシカルでガーリーなワンピース・・・。

洋服と和服の垣根なく、女の子のお気に入りが詰まった夢のような空間が広がっていました。

 

レースやギンガムチェック、アンティークの着物

セレクトされたお洋服が並ぶ2階

 

ここは、雑誌『オリーブ』で17年間スタイリングを務め、蒼井優さんやYUKIさん、原田知世さんなどのスタイリング、CM、本の出版など多方面で活躍するスタイリスト大森伃佑子さんがディレクターを務めるブランド「ドゥーブルメゾン」のお店。

これまでオンラインと「きものやまと」の店舗で展開してきた同ブランド初の旗艦店です。
かつて旧い製本工場だった場所をリノベーションしてこの秋にオープンしたばかり。

 

ブランド誕生から7年もの間、ずぅーっとぴったりの場所を探していて、
やっと巡り会えたのがこの場所だったのだそう。

 

“いつの時代かどこの国かもわからない小さな街の小さなお家。
そこに暮らす女の子たちのクローゼットの中はお気に入りでいっぱい”

 

そんなブランドの世界観そのままのお店。

 

1階は着物を中心に、
インド刺繍の半襟や帯、アンティーク生地や小物でリメイクされた足袋やアクセサリーが並びます。
自宅で洗える着物や、難しい結びいらずの作り帯など日常で使いやすい着物がラインナップされているのも嬉しいところ。

 

刺繍やアンティークの帯

 

ベルベットにインド刺繍を施した半襟

インド刺繍「アオドレス」の半襟

繊細なインド刺繍はAODRESS (アオドレス) が手がけたもの。

 

ブローチにも帯留めにもなるビーズの小物たち

和装にも洋装にも合うパールの小物

 

ブローチにも帯留にもなる小物や、和装洋装どちらでも活躍するパールの小物はあれもこれもと欲しくなってしまいました。

ドゥーブルメゾンは、カジュアルに自分らしく着物を楽しむ人の背中を押してくれるところがすごく好き。

 

お店のご近所にあるお花屋さん、kojien(小路苑)のアレンジメント

中二階には、お店のご近所にあるお花屋さんkojien(小路苑)のアレンジメントが飾られていました。
kojienさんも同じく製本工場をリノベーションしたお店なのだそう。

 

そして2階はオリジナルのお洋服や、ブランドの主人公たちの目線でセレクトされたものが並びます。

ドゥーブルメゾン オリジナルのお洋服

クローゼットいっぱいのお洋服

2階に並ぶ小物たち

今までwebでの販売のみだったお洋服の試着ができることも喜ばれているそう。
ゆったりとした試着室もまさに女の子の部屋という感じで可愛かった!

お店に並べられた家具はどれもアンティーク

 

アンティークレースのつけ襟

 

私が訪れたのは夜だったので見られなかったのですが、
2階にある天窓にはドゥーブルメゾンの世界の街並みのイラストが描かれています。

イラストレーターの塩川いづみさんがオープンの前日に描いてくれたのだそう。
よく晴れた日には、その影がクローゼットに映し出されるのだとか。(なんてすてき!)

 

塩川いづみのイラストが描かれたぽっくり

棚に飾られたぽっくりにも塩川さんのイラストが!

 

お部屋に飾られている小物がみんな可愛い!

 

女の子のおうちに遊びに行って、
パジャマパーティをしたり、クローゼットの中身を出して着せ合ったり、
そんな気軽でゆったりした心持ちでお買い物が楽しめるお店でした。

今度は明るい時間にゆっくり遊びに行きたいな。

 

 

DOUBLE MAISON(ドゥーブルメゾン)

東京都新宿区赤城元町3-2
tel:03-5946-8313
open 12:00〜20:00 定休日 火・水曜日
www.doublemaison.com


 

DOUBLE MAISON(ドゥーブルメゾン)では、着物と洋服を「身につけるもの」という大きな視点をもって、
従来のルールに制約されない生きたコーディネートを提案。
年齢や時代、場所といった境を超え洋服と着物の垣根から自由になって、
おしゃれが大好きな永遠の女の子たちの、夢を共有するクローゼットでありたいと願う。

サイトに掲載されていたお店オープンのメッセージがすてきでした。

7年前より 夢を見続けていた
どこの国かもわからない 小さな街の 小さな店を
構えることとなりました

場所は 神楽坂
皆様には 何度目かの 「はじめまして」 です
私達が足で探した旧い製本工場をリノベーションした
三角屋根の小さな店は 赤城神社から
ゆるゆると 赤城坂をくだる途中に見えてきます

オープニングに選んだのは
クローゼットいっぱいのドゥーブルメゾンの「ギンガムチェック」と
まっすぐな「白」の世界です
ぜひご覧いただければ嬉しいです

神楽坂で これから始まる 日々の装いの物語
メゾンの女の子たちが そっとクローゼットをひらくよう
その店には 隅々まで お気に入りのものを満たしながら
それを身につけるだけで 得意な気持ちにもなれますよう
それぞれのポリシーで集めたものたちが これからも輝きをまして
どんなルールより 強くて美しい女の子にしてくれますよう

はじまりの気持ちを思い出しながら 皆様に育てていただけるよう
いつの時もただ 気持ちをいっぱいにして 歩んでいきたいと思っています

http://www.doublemaison.com/letter/20180817-15014/

 

 

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以前、きものやまと会長の矢嶋孝敏さんとスタイリストの石川ともみさんの対談記事を書かせていただきました。
ドゥーブルメゾンは、ここで語られる自由にきものを楽しむことを体現しているお店でした。
 

いつか日常的にきものを着てみたい…!でも何から始めればいいんだろう?そう思われている方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか。新連載「きものを今様に愉しむ」では、きものとの付き合い方や、愉しむヒントをご紹介していきます! https://goo.gl/LvNJz7
#着物 #きもの #浴衣 #ゆかた #きものやまと

さんちさんの投稿 2017年4月23日

 

 
 

小俣荘子(omata shoko)

クラシノキカク代表/ディレクター・ライター
「衣食住」にまつわる企画のディレクション。日本のものづくりや、古典芸能、茶の湯、きもの、美味しいものについてなど書いています。動物モフモフ、らくがき、ひるね、読書が好きです。